<高校野球埼玉大会:大宮東10-0深谷>◇13日◇2回戦

 今大会初の“サヨナラ弾”が飛び出した。大宮東が9点差をつけて迎えた6回裏、先頭の打席に立ったのは3番今川涼介外野手(3年)。「タイミングとインパクトを意識した」と初球、内角の直球を迷いなく振り切った。打球は右翼スタンドへ一直線に飛び込んだ。大会規定により5回以後10点差の場合はコールドゲームとなるため試合終了。見事な決着弾となった。

 今川は昨夏の初戦、寄居城北戦で本塁打を放っており2年連続の初戦アーチ。サヨナラホームランは人生初だと笑う今川は「ノーシードだと思って1戦1戦、戦いたい」と気を引き締めた。