<高校野球西東京大会:早実10-0松が谷>◇16日◇2回戦

 昨夏の優勝校・早実が、2戦連続のコールド勝ちで3回戦に駒を進めた。2点リードの2回、安田権守外野手(3年)が、満塁から走者一掃のタイムリー三塁打。主将の一撃などでこの回、5点を奪い、一気に突き放した。合計11安打のうち、重信慎之介(3年)、真鍋健太(2年)、安田の1~3番トリオで合計6安打を放った。チームを波に乗せる3人の活躍に、和泉実監督(49)は「上位の3人には期待をしている。その期待通りにやってくれている」と満足そうだった。

 投げては、昨夏の甲子園を経験している内田聖人(きよひと)投手(3年)が、今夏初のマウンドに上がった。3回まで完全で、6回を2安打無失点と抜群の安定感を見せた。「心地よい緊張感だった。今日は『普通にやる』ことが目標だった」と、笑顔で振り返った。