<高校野球茨城大会:鹿島学園13-3茨城キリスト教学園>◇22日◇3回戦

 第8シードの鹿島学園が13安打で13点を挙げ、5回コールド勝ちした。1回に打者11人を送り、5安打2四死球の猛攻で7点を先制。3回にも4点を追加し、茨城キリスト教学園を突き放した。念入りに左投手対策を練っていた竹内一郎監督は「よくタイミングが取れていた。次の試合もおそらく左投手が相手なので、打ち方を確認していた」と話した。

 主将の6番坂本弦太捕手(3年)は4回までに左二塁打、中前打、右中間三塁打を放ち、サイクル安打にリーチをかけた。第4打席は9点差の5回。2死一、二塁から中越え打を放った。二塁走者が生還してコールド勝ちとなり、記録は単打でサイクル安打とはならなかった。「サイクルがかかっていることは分かっていたけど、打席内では意識しなかった。二塁走者をかえすことだけ考えていました。でき過ぎな部分はありますが、大会前から調子がよかった」。個人記録よりチームの勝利がうれしそうだった。