<高校野球宮城大会:仙台育英5-1古川学園>◇18日◇4回戦◇Kスタ宮城

 第1シードの仙台育英が8強に駒を進めた。序盤は古川学園・阿部敏博投手(3年)の投球に自慢の強力打線が沈黙。それでも5回2死満塁から星隼人左翼手(3年)の中前適時打で2点を先制すると、4番上林誠知中堅手(2年)も右前適時打で続いてこの回3点を奪った。3試合連続先制タイムリーの星は「野球以外でまったくツイてる感じはないんですけど、野球で結果が出ればそれでいいです」とラッキーボーイぶりに苦笑した。

 先発渡辺郁也投手(3年)は7回に1点を奪われたが4安打1失点で投げきり、投打がかみ合っての完勝。佐々木順一朗監督(52)は「渡辺がよく投げた。いつもはあんなにいいピッチングはしないのに」と冗談交じりにたたえていた。