<全国高校野球選手権:東海大甲府8-4作新学院>◇21日◇準々決勝

 東海大甲府(山梨)が04年以来8年ぶりのベスト4入りを果たした。序盤から積極的に攻め18安打で8点を奪った。1回に長打2本で1点を先制すると、2回には1死三塁から奇襲。三塁走者がスタートを切ると8番神原友投手(3年)がきっちり遊ゴロを転がした。スクイズではなくヒットエンドランで2点目を挙げた。村中秀人監督は「県大会でも2度成功しています。うちはバントがへたなので。スクイズより確率として高いです」とニンマリ。終盤1点差に迫られたが4番石井信次郎捕手(3年)の本塁打などで突き放した。守ってはエース神原が13安打を浴びながらも4失点完投。村中監督は準決勝の光星学院戦に向け「(カギは)投手力がでしょう。総力戦でいきます」と話した。