第93回全国高校野球選手権福島大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が23日、郡山市内で行われた。福島第1原発事故の影響で、間借りする他校で授業や練習を行う双葉翔陽、富岡、相馬農が結成した「相双連合」が初参加。日本高野連が決めた特別措置で初めての適用となった。

 ◆震災特例措置

 日本高野連は4月13日、東日本大震災で被災した選手や学校を救済するための特別措置を決定した。これまで連合チームの大会参加は、学校が統廃合された場合などに限られていたが、震災の影響で部員数が減少した学校同士による連合チームの参加も認められた。対象地域は限定せず、期間も弾力的に対応。被災した部員が、一時避難先の最寄りの学校の練習に参加することも可能。相双連合は初めて、その特例措置の適用を受けた。