第93回全国高校野球選手権福島大会(7月13日開幕)の組み合わせ抽選会が23日、郡山市内で行われた。福島第1原発事故の影響で、間借りする他校で授業や練習を行う双葉翔陽、富岡、相馬農が結成した「相双連合」が初参加。3校の生徒はサテライト方式で授業を受けている。

 ◆サテライト方式

 原発の半径30キロ圏内にある県立高校8校の生徒は、自校に籍を置いたまま避難先近くの高校を間借りし、授業を受けている。福島県教委によると、8校計3309人の生徒のうち1836人が同方式を希望。22の協力校の空き教室などを借り、5月13日までに順次授業が始まった。ほかは県内外への転校を選んだ。双葉翔陽は小野、安達東など4校、富岡は猪苗代、磐城桜が丘など5校、相馬農は相馬がサテライト先となっている。