<高校野球岩手大会>◇14日◇1回戦

 岩手大会が14日、盛岡市の岩手県営野球場で開幕し、東日本大震災で大きな被害を受けた東北3県の地方大会が、全てスタートした。盛岡一・十良沢(じゅうりょうざわ)健二主将(3年)が「チームをひとつに、高校球児をひとつに、岩手をひとつに」と選手宣誓した。校舎が壊滅的被害を受けた高田は、右袖に「陸前高田」と刺しゅうしたユニホームで入場行進。佐々木明志監督(48)が早大野球部出身で、同部OBの有志から寄贈されたという。前日13日には智弁和歌山からも激励の手紙が届き、同監督は「いろいろな方の支援をいただいて、夏を迎えることができた」と語った。