<高校野球石川大会:金沢8-5遊学館◇27日◇決勝

 最速152キロ右腕が甲子園に戻ってくる。金沢・釜田佳直投手(3年)が13奪三振の力投を見せ、春夏連続甲子園出場を決めた。初回に金沢が先制し、3回にも3点を追加。釜田は終盤に遊学館打線の反撃にあったが、丁寧に低めをつく投球でしのいだ。「1アウトを取る難しさがよくわかりました。決勝で経験出来たのはよかった」と語った。

 今夏は3回戦・小松工戦で自己最多16奪三振2失点完投。準決勝ではライバル右腕の星稜・西川健太郎(3年)にも投げ勝った。「甲子園では石川の代表として、エースとして自分の投球をしたい」と言いきった。

 ◆金沢

 1928年(昭3)に金沢中として創立の私立校。48年から現校名。普通科のみで生徒数1047人(女子413人)。野球部は68年創部で部員数は87人。甲子園は春9度、夏13度目の出場。主なOBはロッテ大松尚逸、楽天高須洋介ら。所在地は金沢市泉本町3の111。本田吉夫校長。

 ◆Vへの足跡◆2回戦8-0鹿西3回戦4-2小松工準々決勝6-0金沢錦丘準決勝5-2星稜決勝8-5遊学館