センバツ8強右腕が、開幕日の試合を熱望した。南北海道代表の北海は2日、大阪・摂津市内で調整。今日3日に初戦の対戦相手が決まるが、2年生エースの玉熊将一は「(日程は)早い方がいいです。春も開会式後でしたし、開幕日も問題ないです」と意気込んだ。

 センバツでは初日第3試合で創志学園(岡山)を下し、快進撃をスタート。9回1失点、自己最多10奪三振で公式戦初完投した。続く天理(奈良)戦でも7安打完封するなど、準々決勝(九州国際大付=福岡)までの3試合を1人で投げ抜いた。

 平川敦監督(40)は「開幕日以外であれば、いつでもどこが相手でも」と慌ただしくなる初日だけは避けたい意向。それでも2日連続でブルペン調整した玉熊は「開幕日だったら、調整法も分かっていますから」と自信たっぷりに話した。