<センバツ高校野球:智弁和歌山12-4丸子修学館>◇25日◇2回戦
校名変更後初出場の丸子修学館(長野)は、史上初めて3選手同時に退場するアクシデントで、智弁和歌山に逆転負けした。
丸子修学館が4-3と逆転した直後にアクシデントに襲われた。8回、先頭打者のレフト前への飛球を追って、下村尚之左翼手(3年)と平林孝紀遊撃手(3年)が激突。2人ともタンカで運ばれ、西宮市内の病院に搬送された。平林は左ほお骨骨折でそのまま入院。骨に異常がなかった下村も頭、首、鼻、右手小指の打撲と診断された。さらに7回に逆転三塁打を打った西藤勇人外野手(3年)が熱中症により足がけいれんして交代。点滴を受けて宿舎に戻ったが、3人同時退場は甲子園史上初のことだった。
落ち着きを失ったナインはこの回7失点。竹内政晴監督(54)は「まさかこんなことがあるとは。選手の気持ちを切り替えられなかった私の責任」。3点ビハインドの7回にはブラジル人ハーフ春原ケンジ外野手(3年)のソロなどで4点を奪い一時は逆転。春原は「甲子園は怖い。夏に向けて、この経験を宝にしたい」と、まさかの悲劇を受け止めるしかなかった。

