<高校野球岐阜大会:市岐阜商3-1大垣南>◇25日◇決勝

 市岐阜商が横綱相撲で大垣南を下し、5年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。打線が14安打を放ち8得点を挙げれば、エース原一智投手(3年)が2失点完投。学校は学校法人立命館(京都市)への移管話が持ち上がり、存廃問題に揺れている。秋田和哉監督(40)は「ボクらがこんだけ頑張っても学校をなくすのかと、勝ち続けて結果を残そうとみんな思っていた。OBのためにも、甲子園でも何が何でも勝ちます」。過去3度の甲子園はいずれも完封負け。学校の存続アピールのためにも、まず悲願の甲子園1勝を目指す。