桜美林(西東京)は元パイレーツ桑田真澄氏(42)の長男、真樹(まさき)外野手(3年)が「1番中堅」で名門を引っ張る。1年夏に背番号9でベンチ入りしたが、昨夏は外れた。「名前で使うわけじゃない」という片桐幸宏監督(51)の方針は一貫している。エースの大沼朝洋主将(3年)が「打線が打ってくれる。桑田は1発を打ってくれる」と話すなど仲間の信頼は厚い。入学時から体重は10キロ増えて80キロに、通算本塁打は10本。名前ばかりが先行するが「今はとにかく勝ち続けるだけ。甲子園に出たい」と目の前の野球に集中する。