<高校野球京都大会>◇13日◇1回戦

 龍谷大平安が8-0で紫野を下し、2年連続代表へ7回コールド発進した。龍谷大平安4番松田龍馬主将(3年)が、豪快なアーチをかけた。7-0の5回先頭。内寄りの変化球を振り抜き、左中間スタンドへ運んだ。同校OBで、母方のいとこでもある西武銀仁朗をほうふつとさせた。「ものすごい活躍をされてたんで、あこがれです」。小学6年の時、平安(現龍谷大平安)3年だった銀仁朗の京都大会を観戦。当時ラグビーをしていたが、野球転向を決意した。高校では、その銀仁朗から「つらいことはあるけど、めげずにがんばれ」と励まされたこともある。この日は3回にも2点二塁打を放ち、3打点。原田英彦監督(50)は「今日ぐらい、やる力はある」と、もっと大きな期待をかけていた。【村上久美子】