20日(日本時間21日)のレッズ戦で、初勝利を挙げたカブスのダルビッシュ有投手について、ジョー・マドン監督が称賛の言葉を残した。

 今季8試合目の登板となったダルビッシュはこの日、6回を投げ2安打1失点、5四死球、7三振で1勝目(3敗)を挙げた。

 マドン監督は「配球が非常に良かった。初回の後、速球をうまく制御していた。95から96マイル(153キロから154キロ)の球を織り交ぜていた。あれができると、彼のスライダーは最高のボールのひとつになる」とコメントした。

 MLB公式サイトによれば、同監督はさらに「彼はマウンドでリズムに乗ると、考えることをやめ、一心にピッチングを始めるように思える」と述べていた。

 1回に1点を失ったが、その後立て続けに8人を封じてみせたダルビッシュ。レッズのジム・リグルマン監督代行は「彼はいくつか遅い球も投げていたんだが、突然胸の辺りに厳しい球を投げるようになった。打つのも見送るのも非常に難しい球だった」と振り返っていた。

 チームは6−1で勝利している。