ブルージェイズは10日(日本時間11日)、山口俊投手(33)を出場選手登録の前提となるメジャー40人枠から外したと、球団公式サイトで発表した。

ブ軍はこの日、レッドソックスからウエーバー公示された救援右腕ジョエル・パヤンプス(26)を獲得。40人枠に空きがないため、入れ替えに山口を外した。

山口は昨季、巨人から初のポスティングシステムでブ軍に移籍。2年総額635万ドル(約6億6700万円)の契約だった。1年目の昨季は救援として17試合に登板し2勝4敗1ホールド、防御率8・06。10日に渡米する際は、今季について「契約最後ですし、やるだけなので」と意気込みを示していた。

40人枠から外す手続きはDFAと呼ばれ、執行された時点でただちに40人枠外となる。7日以内にウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団があれば移籍するが、なければ球団に残留しマイナー所属となるか、自由契約になる可能性もある。ブ軍は今オフ積極的に補強に動き、投手では先発右腕マッツ、チャットウッド、救援右腕イエーツら新戦力を多く獲得。MLBは1週間後にキャンプインが迫り、各球団で選手の追加や整理が活発化していた。

山口は18日(同19日)からのブ軍バッテリー組のキャンプに備え、既にキャンプ地のフロリダ州タンパ入り。現在自主隔離中で、代理人と今後についての協議を進めていくとみられる。