エンゼルス大谷翔平投手(27)が、2試合連続でノーヒットに終わった。6日(日本時間7日)のレンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、4打数無安打。8月30日にデビューしたばかりの新人右腕アレクシーの直球とチェンジアップに苦戦し、3打席で2三振。4打席目は元DeNAの右腕パットンと今季2度目の対戦で、内角高めの直球に力ない遊飛で凡退した。打率は2割5分5厘となった。

本塁打王争いでは2位のロイヤルズ・ペレスと2本差、3位のブルージェイズ・ゲレロとは3本差。突き放すことはできなかった。打率2割5分5厘まで下がったのは6月6日以来。とはいえ、期待できるデータもある。9月はここまで5戦で20打数2安打(打率1割)の1本塁打。6月は最初の5戦で14打数2安打(打率1割4分3厘)、1本塁打だった。月初のスタートでつまずいたが、6月は終わってみれば月間で自己最多の13本塁打、打率3割9厘と打ちまくった。

残り24試合。6月のように一気に波に乗ることもある。この日の試合前には日本ハム時代の同僚レンジャーズ有原と久々のキャッチボールを行った。旧交を温め、笑顔を交えてリラックスした様子だった。7日(同8日)からは敵地でパドレスと2連戦。交流戦でDHが使えず、代打待機となる見込みだが、8日はダルビッシュと初対戦が実現する可能性もある。切り替えて、万全の準備で臨む。(アナハイム=斎藤庸裕)