マリナーズは25日、レジェンドOBのケン・グリフィー氏(51)が球団株式の一部を取得し、オーナーグループの一員に加わったと発表した。元選手が同球団のオーナー陣に加わったのは初。出資額などは明かされていない。同氏は声明で「殿堂入りスピーチでも話したように、私はマリナーズの一員だったことを誇りに思っている。球団の成功にこれからも貢献し続けたい」などとコメントした。

メジャーを代表する5ツールプレーヤーとして活躍したグリフィー氏は、87年にドラフト全体1位でマリナーズ入団。00~08年にレッズ、08年途中からホワイトソックスに所属し、09、10年には再びマリナーズでプレーした。歴代7位の通算630本塁打を放ち、本塁打王4度、打点王1度、MVP1度、球宴13度選出、ゴールドグラブ賞10度受賞を誇る。16年に得票率99・32%で殿堂入りし、同年に背番号「24」が永久欠番となった。11年から球団の特別コンサルタントを務め、今年1月にはMLBのコミッショナー付シニアアドバイザーに就任した。