マリナーズがフリオ・ロドリゲス中堅手やタイ・フランス一塁手らの活躍で、オールスター前の一戦を制し、14連勝をマーク。両選手はそのまま球宴に突入することになるが、スコット・サービス監督は「休みがほしいとは言いづらいだろうね」と両者の心中をおもんぱかった。

マリナーズは3回に先制されるも、4回にカル・ローリー捕手の13号2ランで逆転すると、5回にフランスの11号ソロで加点。7回にはロドリゲスの2点適時二塁打とフランスの適時打で3点を奪取した。

マリナーズはこれで、イチロー氏、佐々木主浩氏らが所属した2001年の球団記録「15連勝」まであと1勝。球団の会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏との師弟関係が米メディアで報じられることもあるロドリゲスは当時、生後半年にもなっていなかった。そのロドリゲスはマリナーズではイチロー氏以来となるルーキーでのオールスター出場が決まっている。また、フランスも球宴に選出されており、連戦が続く。

フランスは、オールスターブレークについて「体を疲れから回復させるのにちょうどいい」とし、「これからの数日間は、みんなにとっていい休暇となるよ。その後もまた、この調子でいけたらいいね」と話した。サービス監督は「14連勝している時に休みがほしいとは言いづらいだろうね」とコメント。オールスター前の連勝記録としてはメジャー史上最長となり、「なんという前半戦だろう」と喜びを語った。(AP)