パイレーツから自由契約となっていた筒香嘉智内野手(30)が、ブルージェイズとマイナー契約を結んだと15日(日本時間16日)、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が明らかにした。16日にも傘下の3Aバファローに合流し、リーハイバレー戦に出場する見込み。

筒香は今季、パ軍と1年契約で延長。しかし、開幕直後に腰を痛め、負傷者リスト入り。復帰後も本調子には程遠く、出場50試合で打率1割7分1厘、2本塁打、19打点と調子が上がらず、今月5日に契約を解除されていた。

ブルージェイズは現在、ア・リーグ東地区2位。首位ヤンキースとは差があるが、ワイルドカード争いはトップにつける。ポストシーズン(PS)の出場資格に必要となる8月中でのメジャー40人枠入りを果たせば、同学年の菊池雄星投手(31)とPSでの“共闘”が実現する可能性もある。 ブ軍のジョン・スナイダー監督代行(42)は、オリオールズ戦の試合前、地元メディアに対し「明らかに興味深い補強だ。左打ちでさまざまなニーズに応えられる選手。どうなるか、今後を見守りたい。私はこの補強を気に入っている」とコメント。ゲレロ、スプリンガー、ヘルナンデスと主軸に右打者が多いこともあり、筒香への期待感を口にした。