かつてオールスターに選出された実績を持つゲーリー・サンチェス捕手が19日、マイナー契約を結んでいたメッツでメジャー復帰を果たした。

30歳のサンチェスはヤンキース時代に強打の捕手として活躍し、オールスターに2回、シルバースラッガー賞に1回の選出。しかしここ数年は成績を落とし、ツインズへ移籍した昨季は打率2割5厘、16本塁打、61打点だった。

今季は開幕後にジャイアンツとマイナー契約を結ぶもメジャー昇格できず、5月1日に契約破棄。9日にメッツとマイナー契約し、3Aでは8試合で打率3割8厘、1本塁打、5打点をマークしていた。

サンチェスは「ヤンキースで何年も過ごしたニューヨークに戻れてうれしい」と通訳を介してコメント。なおサンチェスはメジャー昇格により150万ドル(約2億300万円)の年俸を得ることになる。

メッツは正捕手として獲得したオマー・ナルバエスが左ふくらはぎを痛めて4月5日から戦線離脱。穴埋めを期待されたトーマス・ニドと新人フランシスコ・アルバレスの両捕手は合計で打率1割6分5厘、4本塁打、10打点と苦戦していた。(AP)