ブルージェイズは4日(日本時間5日)、敵地でのワイルドカードシリーズ第2戦でツインズに連敗して敗退した。菊池雄星投手(32)は救援で、メジャー5年目でポストシーズン初のマウンドに上がり、1回2/3を3安打1失点で勝敗はつかなかった。

両軍無得点で迎えた4回無死一塁から2番手として登板。詰まった内野安打と四球で無死満塁となり、コレアに中前適時打を許し、先制された。その後、遊ゴロ併殺の間に2点目を失った。続投した5回は、三ゴロ、中飛と2死を奪い、左前打を浴びたところで交代した。「がちがちになることはなかったけど、打球がちょうど(野手の)間を抜けてしまった」。ことごとくバットの芯を外し、狙い通りにゴロを打たせながら、結果的には失点。運にも見放された。

チームは攻撃陣が好機にけん制死、併殺など拙攻続きで完封負け。2戦でわずか1得点に終わり、敗れ去った。「悔しい。野球がうまくなって帰ってきたい」。緊迫した舞台に立った経験を、来季以降、生かさないはずはない。