マーリンズでMLB史上初の女性GMとして活躍し16日に退任したキム・アング氏(54)が、レッドソックス編成トップの候補として面談を受けることを断ったと、20日付の複数の米メディアが伝えた。今季地区最下位に低迷したレッドソックスは今オフ、ハイム編成本部長を解任。現在は後任探しの最中だが、候補探しが難航している状況だという。

アング氏はヤンキースとドジャースでGM補佐を歴任した後、元ヤンキースのデレク・ジーター氏がオーナーを務めるマーリンズで2021年に女性として史上初のGMに就任。今季はチームをポストシーズン進出に導くなど成功を収めていた。だがマーリンズからはすでにジーター氏が離れており、今オフには経営陣が新たに編成本部長を招く方針を打ち出したため、GMの権限が弱まることから退任することを決めた。

ボストンの地元メディア「マスライブ」によると、アング氏がレッドソックスのポジションを断ったのは、1年間休養する意向があるためだという。