昨年のWBCで日本を優勝に導いた侍ジャパン前監督の栗山英樹氏が9日、米フロリダ州ダンイーデンにある大リーグ、ブルージェイズのキャンプ地を訪れ、メジャーの最新施設を視察した。

総工費1億ドル(約148億円)をかけて2021年に完成。昨オフにはフリーエージェントになっていた大谷翔平(ドジャース)とブルージェイズの面談の会場でも使用されたと報道された。

1時間余りかけて案内された栗山さんは、室内のトレーニング場から6面ある屋外の球場までのすべてが「動線も含めて選手ファースト」と印象を語り、動作解析のラボやスタッフの充実ぶりに「いろいろな角度からすべての分析ができる研究所みたい」と評した。

シャパイロ球団社長とも意見を交わし「チームをつくることが時代によって全く違う形になっていく話も聞けた」と、刺激を受けた様子だった。(共同)