ドジャース大谷翔平投手(29)と元通訳の水原一平氏(39)の違法ギャンブルに関するトラブルについて、ロサンゼルス・タイムズ電子版が21日(日本時間22日)、大谷が罪に問われるケースを解説する記事を掲載した。

水原氏は違法なスポーツ賭博で多額の借金をし、大谷の口座から胴元に送金があったことが明らかになった。金額は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)に上ると報じられた。大谷の弁護士事務所は「巨額の窃盗被害にあった」と声明を出したが、その1日前には大谷の広報担当と水原氏がESPNの取材に対し、大谷が水原氏の借金を肩代わりしたと説明していた。

カリフォルニア州にあるウィッティア大学の賭博法を専門とする名誉教授I・ネルソン・ローズ氏は「もしオオタニが違法賭博であることを知った上で肩代わりとして借金を返済していたら、かなり重い罰を受ける。米国の法律では、違法賭博の胴元の借金回収を助ける行為をした場合、その賭博に関与したとみなされる。もし彼がただ友人を助けるつもりでやったとしても、それは胴元の借金回収の助けになることが分かっていたことになる」と解説した。

同記事は、違法賭博でMLBを永久追放になったピート・ローズ氏を引き合いに出し「ショウヘイ・オオタニはピート・ローズではない。少なくとも今はまだ」としている。

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