【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)23日(日本時間24日)=四竈衛、水次祥子】大谷はメジャーきっての愛妻家? ドジャース大谷翔平投手(30)がジャイアンツ戦に「1番DH」で出場。2本の適時打を含む5打数2安打、今季最多のタイの3打点と活躍した。この日は女性も主役とする「ウィメンズナイト」。大谷は好きな女性アスリートを聞かれ「My wife(私の妻です)」と元バスケット選手の真美子夫人(27)と回答。夫人選曲の登場曲にも乗り、ド軍5連勝の原動力となった。
いつにも増した黄色い声援が耳に届いたとは思えないが、大谷が持ち前の力感あふれるスイングを披露した。8回2死一、三塁。ロドリゲスが仕留めに来た99マイル(約159キロ)の速球を、時速184キロの中前へ抜ける弾丸ライナーで打ち返した。「いい形で打線がつながっているところなので、何とか自分もいい流れで得点したかった。いい打席だったと思います」。雌雄を決する貴重なダメ押し打に、一塁上で満面に「翔平スマイル」を浮かべ、ベンチへポーズを決めた。
この日は、女性ファンへの感謝を込めた「ウィメンズナイト」。試合前には、特設会場で女性ミュージシャンによるミニライブ、グラウンドでは子どものチアリーダーの演舞が披露されるなど、女性一色の1日だった。
ド軍の公式X(旧ツイッター)は、ド軍選手へ「最もお気に入りの女性アスリートは?」とのアンケートを実施。各選手がセリーナ・ウィリアムズ(テニス)、ケイトリン・クラーク(バスケット)ら有名選手を挙げる中、大谷は「My wife」と笑顔で即答。結婚前までバスケットボール選手として活躍した真美子夫人を挙げ、あらためて愛妻ぶりを披露した。
さらに、各選手が愛妻が選んだ曲で登場。大谷は真美子夫人が選曲したテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の挿入歌でもある「イルベントドーロ」を背に打席へ向かった。その「愛妻効果」があったかどうかはともかく、6月19日以来の3打点で、1位オズナ(ブレーブス)に6差と迫る2位に浮上。打率も1位イエリチ(ブルワーズ)に1厘差と、本塁打1位を含め、現時点で3冠王に手の届く位置をキープした。
球宴前の苦境から一転、後半戦は5連勝。7月6日以来となる今季最多タイの貯金「20」に戻した。それでも、試合後の大谷はテレビ局のインタビューに淡々と応じた。「いい流れが長期間継続できるチーム。また明日も明後日も試合があるので、いいゲームができればいい。1試合1試合を大事にしたい」。残り60試合。自身初の地区優勝、そして個人タイトルへ向け、球場内の野太い声にも、いつも通りにフルスイングを繰り返すに違いない。



