フィリーズの指名打者カイル・シュワバー(32)が、メジャー史上21人目の1試合4本塁打を達成した。今季49号とし、試合開始時点で並んでいたドジャース大谷翔平投手(31)に4本差をつけてナ・リーグトップに立った。
シュワバーは本拠地でのブレーブス戦に「2番DH」で出場し、まずは0-3の初回1死走者なしで迎えた第1打席。カウント2-1から先発右腕クワントリルの甘く入ったカーブを完璧に捉え、右翼スタンド2階席にソロをたたき込んだ。
20日のマリナーズ戦以来、7試合ぶりの1発は打球速度111.7マイル(約179.8キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)を計測。飛距離は今季自身が放った中で4番目の特大アーチとなった。
そして8-3の4回1死二塁の第3打席では、2番手左腕コックスから右翼ポール際へ2ラン。今季4度目の1試合2発を記録すると、12-3の5回1死一、二塁で回ってきた第4打席。コックスの外角高めフォーシームを振り抜き、逆方向の左翼スタンドにこの日3本目となる48号3ランを放った。1試合3発は今季初で、昨年9月3日のブルージェイズ戦以来となった。
続く15-4の7回1死一、二塁で迎えた第5打席。3番手右腕スエロのチェンジアップを捉え、右翼スタンドへ3打席連発、この日4本目となる3ランを運んだ。
メジャー史上初の1試合5本塁打がかかった8回1死一、二塁の第6打席は、野手登板でマウンドに上がった内野手のブルハンと対戦したが、57.4マイル(約92.4キロ)を打ち損じて左飛に倒れた。
この日は6打数で4本塁打9打点を記録し、今季打率2割4分8厘、49本塁打、119打点、OPS.956。本塁打は2位の大谷に4本差、打点は2位のアロンソ(メッツ)に11点差をつけてトップに立っている。
MLB公式サイトによると、1試合4発はメジャー史上21人目。今季は4月にダイヤモンドバックスのスアレス、7月にはアスレチックスのカーツが達成しており、同一シーズンで3人が達成したのは史上初となった。
球団では76年マイク・シュミット以来、49年ぶり4人目の快挙となった。
シュワバーは試合後にグラウンド上でインタビューを受け、4本塁打を祝福されると「クレイジーだったよ。(試合中に)ケージで、5本打った選手は何人いるか聞かなければ良かった」と苦笑い。MVPコールが沸く中「みんなにとって楽しい夜になった。(3連敗した)前のカードと比べて、初戦で良いスタートを切れた。これを続けていきたい」と、4試合ぶりの勝利を喜んだ。



