ドジャース大谷翔平投手(31)が、激闘を制した喜びを語った。
5-5の延長18回、ブルペンで山本由伸投手(27)が準備を進める中で、フレディ・フリーマン内野手(36)がサヨナラ弾。大谷は中継局のNHKのインタビューで「うれしい気持ちもありますし、ホッとしたような気持ちもあります。最後は打ちにいきたい場面(延長17回2死一塁)でしっかりと(打ちたい気持ちを)押し殺しながらというか、しっかりと自分のゾーンで対処できた(四球で出塁)のが一番良かったのかなと思います。もう早く切り替えて、明日に備えたいと思います」と語った。
この日の第1打席は、サイ・ヤング賞3度のマックス・シャーザー投手(41)と対戦。1ストライクからのカーブを捉え、右翼線を破る打球速度113・8マイル(約183キロ)の二塁打を放った。
第2打席はカウント2-1から内角高めの95・1マイル(約153キロ)を、腕をたたみながら捉え、右翼席へ飛び込むソロとした。
第3打席は2-4の5回1死一塁で、左腕フルーハティと対戦。フルカウントから、内角のスイーパーを左中間へ運び、1点差に迫る適時二塁打とした。
本拠地を熱狂させた大谷は、二塁ベース上で両手を上げ絶叫。スーパースターが気迫を見せると、2死からフレディ・フリーマン内野手(36)が適時打二塁打を放ち、大谷が同点のホームを駆け抜けた。
第4打席は、4-5の7回1死で右腕ドミンゲスと対戦。初球の真ん中97・6マイル(約157キロ)直球を振り抜くと、打球は左中間席へ吸い込まれた。
これがこの日2発目。打球速度107・8マイル(約173メートル)、飛距離401フィート(約122メートル)、角度は26度の当たりだった。
ワールドシリーズ(WS)での1試合4長打は、1906年のフランク・イズベル以来119年ぶり、史上2人目の快挙となった。単一ポストシーズン(PS)で3度目の1試合マルチ本塁打は、史上初となった。
5-5の9回1死では、走者なしでも申告敬遠。続くムーキー・ベッツ内野手(33)の打席で二盗を仕掛けるも、タッチアウトとなった。
延長11回2死の第6打席でも、申告敬遠で出塁。ベッツの左安でスタートを切るも、二塁ベース手前で減速した。右足に違和感を覚えたようで、デーブ・ロバーツ監督(53)らがベンチから飛び出した。
延長13回の2死三塁でも申告敬遠。さらに、延長15回の1死でも、4打席連続の申告敬遠が告げられた。
ポストシーズン(PS)では、7打席7出塁の時点で新記録となった。
第5打席から4打席連続敬遠。延長17回2死一塁で第9打席を迎えると、ブ軍ベンチは勝負を選択した。
マウンド上には、ブ軍の中継ぎ左腕リトル。大谷は外角低めへ逃げる変化球を見送り続け、1度もバットを振らずに四球で出塁した。
この日だけで9打席9出塁。前戦からは10打席連続出塁となった。



