<ワールドシリーズ:フィリーズ5-4レイズ>◇第3戦◇25日(日本時間26日)◇シチズンズバンクパーク

 フィリーズ45歳の大ベテラン左腕モイヤーが、7回途中まで5安打3失点と好投した。守備でも一塁線への投ゴロを、ダイビングしながらグラブトスするなど、年齢を感じさせない執念を見せた。4-3と1点のリードを守り、Wシリーズ史上最高齢の勝利投手となる権利を得て交代したが、結局、フ軍が同点に追い付かれ、惜しくも記録は逃した。それでも、サヨナラ勝ちの瞬間は、ロッカー室で「いすから天井に向かって跳び上がってしまった。それぐらいエキサイトしたよ」と、珍しく興奮して、話していた。