日本ハムOBでプロ通算169勝を挙げた高橋直樹氏(70)が、快投で後輩の勝利を祈願した。

 この日、試合前のメモリアルピッチにトレードマークの口ひげとメガネ姿で登場。現役時代をほうふつさせる、しなやかなアンダースローでノーバウンド投球を披露した。見事な投球は「僕の性格ですね」と笑顔でジョーク交じりに笑った。73年にはノーヒットノーラン。74年の近鉄戦では、プロ野球史上唯一の「1人で1試合の勝利投手とセーブ投手を記録」した。

 この日は早大の後輩、斎藤が今季初勝利を懸けて先発。「プレッシャーは誰でもある。まだまだチャンスがある。頑張ってほしいと思って投げたよ」とエールを送っていた。