プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る2015年ペナント」。 

 オリックスの課題はブルペンの立て直しだ。

 2015年は自慢の救援陣が崩れて5位。平野佳と佐藤達が活躍した14年は救援投手の成績が23勝17敗、防御率2・49だったが、今年は14勝25敗、防御率3・85。ホールドが昨年の116から69に減った。先発投手の防御率3・45はリーグ2位も、救援投手の防御率はリーグ最低だった。

 得失点差を見ても、1~6回は得点の方が9点多いのに、7回以降は143得点に対し181失点と、失点の方が38点も多かった。救援投手が打たれた結果、逆転負けが昨年の24試合から35試合に増えた。8回に決勝点を許した黒星が11試合あるなど、7回以降に決勝点を奪われて28敗した。