プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る2015年ペナント」。

 ロッテは「左対策」が必要だ。

 2015年、右投手に対してはチーム打率2割6分2厘を記録したが、左投手には打率2割3分9厘。左投手と30打数以上対戦して打率3割超えは角中しかおらず、パ・リーグで対左腕の打率は楽天に次いで2番目に低かった。

 一方、投手陣は左打者が苦手。右打者へは被打率2割5分7厘も、左打者にはリーグで2番目に悪い被打率2割8分。パ・リーグ規定打席に到達したロッテ以外の左打者は12人いたが、そのうち8人はロッテ戦で打率3割以上。後藤(楽天)西川(日本ハム)森(西武)らロッテ戦以外では打率2割台の打者がロッテ相手には3割打った。