プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る2015年ペナント」。

 阪神の2015年得点は14年の599点から465点に減り、リーグ最少だった。

 打率が14年の2割6分4厘から2割4分7厘、本塁打も94本から78本に減ったが、最も悪くなったのが得点圏打率。こちらは14年の2割7分から2割3分9厘と、3分以上も下がった。

 今季、得点圏で30打数以上あった14人のうち、得点圏打率が3割以上は上本(3割1分4厘)だけ。14年は同ケースで3割以上が6人おり、チャンスに主力が打てなかった。好機をつぶした結果、2桁残塁が31試合あり、残塁はリーグ最多の1092。セ・リーグでは7度目となる「最少得点で最多残塁」を記録した。