巨人は28日、3軍が今季、BCリーグに所属する8球団と、交流戦を実施することを発表した。4月13日の石川戦(ジャイアンツ球場、午後1時開始)を皮切りに9月8日まで、各6試合(BC本拠4試合、巨人本拠2試合)の計48試合を行う。

 まさに武者修行だ。新潟、石川、富山、福井、長野、群馬、埼玉の関東・北信越に福島を加えた広大なエリアを、バスで移動する。実戦プラス過酷な移動で、心身共に鍛えるのも狙いという。例えば、8月5日から13日は、川崎市のジャイアンツ球場を出発して、石川-長野-新潟と7試合転戦する。ジャイアンツ寮を出発し、帰るまでの移動距離は約1340キロになる。4月の石川、富山遠征は約900キロの行程。巨人は所要時間を試算したところ、福井・三国からジャイアンツ寮は533キロで、6時間31分を要するという。

 BCリーグが行う野球振興イベントに、3軍選手の参加も検討している。また、交流戦は同リーグの公式戦に組み込まれ、勝敗含めてチームと個人の成績に反映される。3軍とはいえ、巨人のユニホームを着た選手が、各地で試合を行うことは、地域の野球振興にもつながりそうだ。