ロッテOBの小宮山悟氏(50=日刊スポーツ評論家)が始球式を務めた。現役時の背番号14のユニホームで登場。きれいな球筋で捕手田村のミットにボールを収めると、満員のスタンドから歓声が起きた。

 大役を終えると「満員に膨れ上がった球場での始球式は非常に気持ちが良く、いい思い出になりました。残念ながら前半戦を3位で折り返すことが決まってしまいましたが、ここからなんとか頑張ってもらって、マリンでCSを迎えられるよう応援していきたいと思っています」と話した。

 千葉移転25周年を記念し、球団初の東京ドームでの主催試合が実現。小宮山氏は、ロッテ(当時オリオンズ)がQVCマリン(当時千葉マリン)で最初の公式戦主催試合を行った1991年7月31日の西武戦で先発した。また、千葉をフランチャイズとし、千葉ロッテマリーンズとなってからの初の公式戦(1992年4月4日オリックス戦)でも先発を務めた。

 小宮山氏の1球から千葉でのロッテの歴史がスタートしたことを踏まえての人選だった。