前回は6日ヤクルト戦に登板。当初は前日13日DeNA戦に登板予定だったが、降雨中止になった試合の影響で、難敵広島との初戦であることも見据え、この日にずれこんだ。普段から短い登板間隔を好むが、中7日となり「早く投げたい」と渋い表情も見せていた。それでも、気持ちを切り替えた。「横浜の登板がなくなって、広島が相手になった瞬間から、連勝中ということも知っていたし、それなら『俺が止めてやるぜ』という気持ちだった」。まさにエースの心意気。香田投手コーチも「マウンドでの気迫、闘争心を感じた。上にいる広島をエースがたたくというものを期待していた」とたたえた。

 来日8年目の35歳。いつの間にか教わる立場から教える立場になった。「自分が日本にきて感じたことは、伝えるようにしているよ。俺も1年目は分からないことだらけだったからね」。異国の地にやってきた助っ人が戸惑わないよう、メッセンジャーは積極的に経験を伝えている。守護神のドリスは語る。「1年目の時に本当に何でも教えてくれた。感謝しているね」。メッセンジャーの大好物であるラーメンは、今ではドリスもケータリングなどで好んで食すほどになった。

 「最初の試合も点を取ってくれたし、今回も点を取ってくれてしっかり守ってくれた。チームメートに感謝だよ」。最後には仲間への感謝も忘れなかった。【梶本長之】