ソフトバンクが阪神に勝ち、6カード連続の勝ち越し。オリックスと並び交流戦首位に立った。投げては今季初先発の山田が5回1失点で今季初勝利。打線も1点差の8回に今宮、柳田の連続適時打で引き離した。

 工藤公康監督(54)は「守りでも柳田のダイビングキャッチを初めて見た。中村晃の本塁返球もストライクだった。上林も前の打球をしっかり捕ってくれた。ああいうプレーが出るとチームも締まるのでよかった」と外野陣の好守も勝因に挙げた。

 だが、3回の走塁で負傷したデスパイネが右太もも裏の肉離れを発症。12日に出場登録を抹消することになった。4番内川も頸椎(けいつい)捻挫からの復帰時期が不透明で、13日からは福岡・筑後市のファーム施設で調整する。捕手高谷も右手中指骨折で離脱。ここに来て、投手陣だけでなく攻撃陣にも故障者が続出。苦しい状況となっている。