阪神にとっては、救いの雨天ノーゲームになった。2回に2点を先制したが、直後から防戦一方だった。先発能見が2回に2点を失うと3回も1失点。次第に雨脚が強くなる。4回も先頭西川から連打されて2点を失い、なおも2死一、二塁のピンチを背負って藤川を投入したところで中断。雨はやまずノーゲームになった。

 試合が続行されていれば、2点ビハインドで、救援投手をつぎこむ展開になっていた。金本知憲監督(49)は「まあ、天気は仕方がないでしょう。雨がなければ、4回で2点差はビハインドはビハインドですけど…。5回、6回に中断する可能性が高いのであれば、まあラッキーな部分もあるかもしれんけど。でも、9イニングで考えれば、そんなには…。やるならいい条件でいいコンディションで9回までやりたいけどね」と話した。

 前日23日は13失点し、この日も広島打線の強打を目の当たりにした。25日が仕切り直しの一戦。首位広島に4ゲーム差をつけられており、意地が試される。