白星こそ手にすることはできなかったが、サウスポーのソフトバンク嘉弥真が好投で試合を締めた。

 同点とされ、なおも2死満塁となった5回の場面。中島を141キロの直球で空振り三振に仕留めた。「拓也(甲斐)のミットに全力で投げた。強い気持ちで投げただけ」。回またぎとなった6回、先頭の西川に中前打を許し降板したものの、最大のピンチをしのいでみせた。「(ワンポイントの)ポジションを守ろうという気持ち。いい結果が出ているので頑張りたい」と、気を引き締めた。