中日が森繁和監督(62)の来季続投方針を固めていることが12日、分かった。前半戦は5位で終えたが、常勝チームへの基盤作りを託した白井文吾オーナー(89)が1年目の現状を高く評価。若手の育成を進め、Aクラス入りを狙える位置につける。複数年契約だが、1年ごとに更新する形をとっている。

 この日、都内でオーナー会議に出席した白井オーナーは「監督のことは明日にして。明日の話がなくなっちゃう。乞うご期待」と話した。今日13日に名古屋市内で恒例の監督との報告会を開く。その場で来季に向けた期待を示す可能性もありそうだ。

 課題であるナゴヤドームの観客動員についてオーナーは「強くなればお客は入る。相撲を見たら分かる」と語った。スターの存在も不可欠とし、ドラフト1位候補に定める早実・清宮には「あの人はお客さんを持っとる。彼(監督)は運が強いからな」。昨年はDeNAと競合した柳を引き当てた指揮官に期待した。