阪神坂井信也オーナー(69=電鉄本社相談役)が14日、兵庫県西宮市の球団事務所を訪れ、金本知憲監督(49)に来季の続投を要請した。この日までに、今季が最終年の2年契約だったことが判明。同オーナーは「チームを変えていかなあかんというところで、しっかりチームを変えている。土壌の部分から、非常に熱心にやっていただいている」と手腕を高く評価した。金本監督は「意気に感じてやっていくだけ」と前向きに返答。来季も金本阪神でペナントレースを戦うことが事実上、決定した。

 就任1年目の昨年は4位に沈んだ。しかし今季は戦力の底上げに成功。貯金「7」の2位で前半戦を終えた。球団側は複数年の提示を視野に契約延長の条件を検討していく。シーズン終了後に正式契約を結ぶ方向だ。