全パの日本ハム谷元が、後半戦のキーマンに立候補した。最終9回に登場。先頭の阪神梅野に安打も「ビックリした」という最速148キロをマークするなど、シーズン同様、気迫満点に無失点。全パに2連勝を呼び込んだ。プロ9年目で初となった球宴で、全セ・パ投手陣唯一の連投を全うした。「勝っている状況で投げられて良かった。セーブが付きましたしね」と、初舞台で堂々の姿を披露した。

 後半戦に向けて、指揮官の言葉に刺激を受けた。全パを率いた栗山監督は「投手陣がしっかり抑えたら、ゲームになる」と力説。谷元は、ここまで34試合に登板し2敗。通算100ホールド達成も、救援陣の一角で悔しさを味わうこともあった。「投手陣の1人として、しっかりやりたい」と、自覚十分に気を引き締め直した。