ソフトバンク高田知季内野手(27)が、うれしい今季初アーチを放った。

 0-0の4回裏。先頭打者で打席に入った高田はカウント0-1からのスライダーを振り切った。打球は右翼スタンドに弾む先制ソロとなった。

 「先頭だったので、塁に出ることだけを考えて打席に入りました。ホームランになって先制できてよかったです」。ダイヤモンドを周回し、ベンチで手荒い祝福を受けると、苦笑いで1発の感触を振り返った。

 高田にとって2年ぶりのアーチ。15年6月7日の巨人戦(東京ドーム)で記念のプロ1号を放って以来の本塁打だった。伏兵の久々の1発はチームにとっても節目の1本となった。今季85試合目にして、チーム本塁打は100本に到達。両リーグ最速の100号弾となった。このペースでいけばシーズン168本超の計算となる。工藤ホークスとなって最多アーチの更新にも期待大だ。

 腰痛の今宮に代わって遊撃でスタメン出場する高田はラッキーボーイ的存在だ。この日は5回にもタイムリー二塁打を放ち、2打点の活躍ぶりだ。