試行錯誤しながらも、頭の中は整理しようと努める。後半戦は右方向を意識。「右にファウル打って帰ってきます」と言って打席に向かうこともある。意識の変化による効果について、迎打撃コーチは「もともと引っ張れる打者。右方向を意識しても左に強い打球が打てる。1つのポイントに絞ることで初球が振れる打席が増えた」と説く。後半戦は10試合で39打数13安打で打率3割3分3厘、3本塁打、7打点と結果につながっている。

 4番の1発から再び貯金を最多タイの27とした。マジック点灯も近づいてきた。「本塁打を狙っているわけじゃない。20本はうれしいけど、もっと打点を挙げたい」。20号にも、リーグトップタイの71打点にも目もくれず、若き4番は打撃道を追求していく。【前原淳】

 ▼鈴木が先制の20号。29本打った昨年の20号はチーム120試合目の8月27日だったが、今年は93試合目で昨年より1カ月早く到達した。鈴木は20本のうち先制3本、同点3本、勝ち越し2本、逆転2本と、半分の10本が肩書付き。昨年は肩書付きの殊勲弾が8本しかなかったが、今年はロペス(DeNA)山田(ヤクルト)に並びリーグ最多。

 ▼広島の最短M点灯は8月1日。広島が29、30日ヤクルト戦、8月1日阪神戦に3連勝した場合、この間にDeNAが2敗以上、阪神が29、30日中日戦で1敗以上でM36か37が点灯。広島が29、30日のヤクルト戦に○●、1日阪神戦○のケースでもDeNAと阪神が全敗でM37が出る。