この日、侍ジャパン稲葉監督の就任が発表された。同監督の初陣は24歳以下のメンバー(オーバーエージ3人を含む)で台湾、韓国と対戦する「アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月16~19日、東京ドーム)。22歳の上林にとって、侍入りへのステップアップとなるチャンスだ。

 昨年2月、テレビ朝日系「報道ステーション」の取材で稲葉氏が宮崎キャンプを訪れた際、工藤監督が「打ち方が似ている選手がいるよ」と紹介していたのが上林だった。稲葉氏はその場で、タメをつくれる右足の使い方について指導。バットを構える腕の位置や軌道がそっくりで、上林も動画で実際に稲葉氏の打撃映像を意識して見ていたことを明かしていた。

 縁深い新監督について、上林は「話をしたことは結構あるし、一緒にやってみたい気持ちはある。選ばれるように頑張りたい。(師匠の)内川さんもずっと出ていますし、WBCや五輪に出たいというのはあります」と話す。ここからの活躍次第で、20年の東京五輪、そして21年開催予定の次回WBCでの日本代表入りも見えてくる。

 上林と同じく、内川のもとで自主トレを行う広島鈴木も22歳で前回WBCに出場しており、侍ジャパンは決して遠い存在ではない。稲葉新監督に向けて、格好のアピールとなる逆転弾だった。【福岡吉央】

 ▼ソフトバンクが貯金を今季最多の30に乗せた。ソフトバンクの貯金30は、これで3年連続。3年連続で貯金30以上を記録したのは90~92年西武以来で、チームでは南海時代の54~56年に次いで61年ぶり2度目。