中日が、大敗続きだったヤクルト戦に完封勝ちした。

 若松が粘りの投球で7回まで抑えたのが大きかった。特に7回は無死一、三塁をしのいだ。1-0で継投に入り、8回は2番手又吉がクリーンアップ3人を圧倒した。我慢の守りが実り、その裏にゲレーロに29号2ランが飛び出した。

 森監督は「投手が頑張って抑えてくれたのと、打つべき人が打って追加点を取れたので、すごく楽になった。ピンチのあとにチャンスありで、いい流れになったかなと思う」と攻守とも評価した。

 ヤクルト戦の失点は前回対戦から前日まで9、11、11、10。4連敗中だった。特に7月26日は10-0とリードしながら終盤に大逆転を許した。その後、連敗が7まで伸びた。チーム全体の調子が落ち込むターニングポイントになっていた。負けていれば対戦成績で並ばれるところだったが、最高の形で最下位チームを封じ込めた。【柏原誠】