侍ジャパンの新監督に就任した稲葉篤紀監督(45)が14日、川崎市内で、大学日本代表対JX-ENEOSのオープン戦を視察し、ドラフト候補生への好印象を口にした。

 先発の最速152キロ左腕、立命大・東克樹投手(4年=愛工大名電)は3回無安打無失点に抑え、4番の東北福祉大・楠本泰史内野手(4年=花咲徳栄)は1回に先制3ランを放った。

 稲葉監督は「東君は制球もいいですし、切れもいい。社会人を相手にあれだけのボールを投げて、あれだけ抑えて、いいピッチャーだなっていう印象を受けました。楠本君は、国際大会というのは初対戦するピッチャーばかりで、その初球を、しかもチェンジアップをとらえてのホームラン。対応力も非常にあるんじゃないかというところで、素晴らしいなと思いました」と期待した。