ソフトバンク守護神デニス・サファテ投手(36)が、日本プロ野球タイ記録となる46セーブをマークした。チームも3連勝でCS(クライマックス・シリーズ)出場を決めた。

 2点リードの9回から登板し、先頭の島内に中前安打を許すも後続を3人で仕留めた。

 試合後、孫正義オーナー、王会長らから称賛されたサファテは、お立ち台に上がると「アリガトウゴザイマ~ス」と第一声は日本語で答えた。

 「とても光栄ですし、自分が日本に来た1年目からすごいピッチングをしていた2人に並べてうれしい。ホームのヤフオクドームで達成できたことがうれしい。家族の前で達成できたのが一番ですし、みんなの前で達成できたことが一番うれしい。だいぶ年はとってきたんで、いつまで野球を続けられるかわからないけど、今日みたいな仕事ができればこれからもやっていけると思うので頑張りたい。4年間熱い応援をありがとうございます。マジック14ですけど、1つずつ減らせるよう頑張っていきます」

 これまでのプロ野球記録05年岩瀬(中日)07年藤川(阪神)の46セーブと肩を並べた右腕は、歴代単独1位に王手をかけた。

 優勝へのマジックナンバーを14とした工藤監督も「もう彼には本当に頭が下がるばかりです。本当に良かったと思いますし、おめでとうと言いたいですね」と36歳のサファテに最敬礼だった。

 今季、サファテの月別セーブは3月1S→4月9S→5月5S→6月7S→7月11S→8月11S→9月2Sとなり、7~8月はプロ野球史上初となる2カ月連続で月間2桁セーブを挙げていた。

 通算セーブ数でも221セーブとし、名球会の条件となる250セーブも来季達成しそうな勢いだ。