ソフトバンク工藤公康監督(54)が、涙の2年ぶりV奪回だ。マジック1で迎えた西武22回戦(メットライフドーム)で圧勝し、球団はパ・リーグ18度目、1リーグ時代を含めると20度目のリーグ優勝を飾った。

 ソフトバンクの後藤芳光球団社長兼オーナー代行(54)は16日、2年ぶりのリーグ制覇に導いた工藤監督について「われわれの信頼は揺らぎない。今季以上の結果を出してくれると信じている」と引き続き指揮を執ってもらうことを明言した。工藤監督は今年1月に2019年まで契約を延長している。昨季は失速して優勝を逃したが、今季は終盤戦に楽天、西武を一気に突き放した。「レギュラーシーズンはマラソン。ぶっちぎりで勝つのは、僕らにとっても格別な思いはある。(この日球場に来ることができなかった)孫オーナーも同じ思い」と、チームの戦いぶりをたたえた。