立命大が関学大に連勝し、勝ち点1を手にした。先発の山上大輔投手(3年=立命館宇治)が、わずか95球で公式戦初完封。直球を低めに集め、変化球もさえた。この日の投球に山上は「かなり自信になった。今日のピッチングを目指してやってきた」と手応えをつかんだ。

 今月4日に行われた第1節・近大との3回戦。立命大は2-13で敗れ、勝ち点を落とした。試合後、今秋ドラフト候補のエース東克樹投手(4年=愛工大名電)の雷が落ちた。「米国に行ってる時、残ってたピッチャーは何してたんや!」。米国で行われていたユニバーシアード競技大会から帰国直後だった東は、前日3日の2回戦で6安打1失点、13奪三振完投でチームを救っていた。山上は3回戦で先発しながら、3回2失点で降板。普段はあまり怒らない先輩の言葉に奮起した。

 この日は「東さんが昨日(18日の1回戦)で完封してるんで、僕も完封と思っていました」と登板前から意識して最高の結果を手にした。